えーと、あのー、この原稿は、まあ、明日までに、うーん、提出できそうです。
フィラーワードが多いです!
フィラーワードとは、「あのー」「えーと」などの言い淀みのことです。
フィラーワードが多いと、発言の内容がわかりにくく自信がない印象を与えてしまいます。
日本語と英語のフィラーワードを一覧でご紹介します。また、フィラーワードを減らすための2つの方法もご覧ください。
目次
フィラーワードとは:言い淀み
フィラーワードとは、「あのー」「えー」のような言い淀みのことです。
fillerという単語には、「満たす」という意味があります。会話の間を満たすために使われる言葉をフィラーワードといいます。
フィラーワードは、その言葉自体は意味を持ちません。
例文で確認してみましょう。
【例文:フィラーワード】
あのー、本日は、お集まりいただきましてありがとうございます。
えー、司会を務めさせていただきます〇〇と申します。
赤字の「あのー」「えー」がフィラーワードです。言葉自体に意味がないのが分かります。
「ケバ取り」という形式の文字起こしでは、会話のフィラーワードは「ケバ」として削除されます。
フィラーワードは、多用すると、自信のない印象を抱かれたり、説得力に欠ける印象を抱かれたりします。「落ち着いて、間をとる」などの工夫で、フィラーワードはできるだけ減らしましょう。
フィラーワード一覧
フィラーワードには、どのような言葉がありますか。
「うーん」「えーと」などですかね。
フィラーワードは、会話の間を埋める言葉です。特に意味をもたない言葉です。
日本語のフィラーワードと、英語のフィラーワードを一覧でご紹介します。
日本語
日本語のフィラーワードを一覧で確認してみましょう。
【日本語フィラーワード一覧】
あ | えーと | で | ま |
あー | お | でー | まあ |
あーっと | おー | なんか | まあね |
あの | こう | なんていうか | まあまあ |
あのー | この | ね | もう |
あれ | じゃ | ねー | わあ |
いやー | じゃあ | は | わっ |
うー | その | はー | んー |
うーんと | そのー | ふーん | んっと |
え | ちょっと | ほら |
思っていたより、たくさんあります。
英語
英語にもフィラーワードはあります。言葉がすぐに出てこないときなどに「Uh」「Ummmm」などと言うことがあります。
英語のフィラーワードを一覧で確認してみましょう。
【英語フィラーワード一覧】
あー、えー、うーん | なんか、あの | いや、ていうか | えーと |
Uh
Ummmm Well | You know what
Like | I mean | Let me see |
フィラーワードが多い人の印象
「あの」「なんか」と、フィラーワードが多い人は、発言に自信がない印象を与えてしまいます。
フィラーワードを連発していると、発言の内容が分かりにくくなります。また、文字起こしした場合に、ケバ取り(フィラー除去)をしなければなりません。
【フィラーワードが多いデメリット】
- 発言の内容が分かりにくい
- 説得力が出ない
- 自信がない印象を与える
- 文字起こしのときにケバ取りが必要
フィラーワードを減らす2つの方法
フィラーワードを減らすためには、次の方法があります。
【フィラーワードを減らす方法】
- 沈黙を活用する。
- スピーチなどは事前準備を入念にする。
まず「沈黙」を恐れずに活用しましょう。
5秒程度の沈黙であれば、聞き手にとっては何の問題もありません。
ほんの数秒、沈黙することは、話を盛り上げたり、印象付けたりする効果も期待できます。話す前に一呼吸置いてみるとよいでしょう。
また、スピーチなど、人前で話すと分かっている場合には、事前準備を入念にしましょう。
話す内容を決め、原稿を暗記するぐらいになっていれば安心です。基本的に、考えるスピードが話すスピードより速ければ、フィラーワードは出ません。
また、普段から自分にフィラーワードの口癖がないか確認しておくのも有効です。もし、普段から無意識に発している言葉があれば、スピーチなどの緊張する場面でも同じ言葉を発してしまいがちです。普段の口癖から見直してみましょう。
「ケバ取り」ではフィラーワードを除去する
文字起こしの仕様で、「ケバ取り」が指定されている場合には、フィラーワードは除去します。フィラーワードを除去することで、話の内容が分かりやすくなるでしょう。
例文で確認してみましょう。
【フィラーワードが多い話し方】
えーと、あのー、リーダーは、リーダーらしく、まあ、話さなければなりません。
↓
【フィラーワードがない話し方】
リーダーはリーダーらしく話さなければなりません。
フィラーワードを除去したほうが、発言の内容が分かりやすくなります。
ただし、「逐語起こし(素起こし)」が指定されている場合には、フィラーワードも全て文字に起こさなければなりません。言語学の研究や、法務文書では、逐語起こしが指定されることがあるでしょう。その場合には、フィラーワードも含めて発言を全て正確に文字にします。
ケバ取りについて解説した記事があります。こちらもご覧ください。↓
フィラーワードを意識してみよう
フィラーワードは、「あのー」「えーと」など、意味を持たない言葉のことです。沈黙を埋めるため、無意識に発してしまうことが多い言葉です。
フィラーワードが多すぎると、自信がない印象を与えたり、発言の説得力が欠けたりすることがあります。できるだけ、フィラーワードは減らすように心がけましょう。
フィラーワードをなくし、沈黙を活用すれば、スピーチなどを自信に満ちた印象深いものにできます。発言の内容も、よりスムーズに伝わるようになるでしょう。
文字起こし専門業者に依頼すれば、フィラーワードなどをきれいに取り除いたケバ取り原稿が作成できます。ラクモジまでご相談ください。